ドイツ政府は国民に対し、ロシアへの渡航中止を勧告した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者が先月同国で拘束されたことを受けたもの。ドイツ外務省は、ロシアへの渡航を考えている国民への渡航ガイダンスを引き上げた。「ドイツ国民やドイツとロシアの二重国籍を持つ人も恣意(しい)的に拘束される危険性がある」とした。ドイツ外務省は3日に国内メディアを集めてブリーフィングを実施し、ロシアでの取材のリスクが高まっているとも警告している。米政府は国民に対し、恣意(しい)的な拘束やハラスメント(嫌がらせ)を受けるリスクがあるとして、ロシアから退避するようすでに勧告している。