フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、21世紀版のシャルル・ド・ゴールになることを夢見ており、彼の夢想の中には欧州が米国と距離を置くべきだとする考えも含まれている。しかし彼は先週末、中国共産党トップ・習近平国家主席と会談した後という最悪のタイミングでド・ゴール主義的なひらめきを示してしまった。  マクロン氏は、米政治情報サイト「ポリティコ」の記者と仏ジャーナリスト2人とのインタビューの中で、「不可解なのは、パニック状態の中で、欧州は米国の単なる追随者だとわれわれ自身が信じてしまっていることだ」と語った。