米テキサス州に本社を置く石油メジャーのエクソンモービルは、かつてどれほど遠い異国の地にも足を運び、石油探査を行うことで知られていた。だが現在、自らの裏庭であるパーミアン盆地が最善の選択肢だと考えているようだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が7日報じたところでは、エクソンは米シェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズを買収する可能性について予備的協議に入ったとされる。時価総額約490億ドル(約6兆4700億円)のパイオニアを買収すれば、同社にとって1999年にモービルと合併して以来の買収規模となる。エクソンが手元資金を何かに生かしたくてうずうずしているのは明らかだ。ブルームバーグの昨年末の報道によると、同社は大規模な二酸化炭素回収インフラを持つ米石油・天然ガス大手デンバリーにも接触したと言われている。
米エクソン、パーミアンで首位の座狙う
シェール大手パイオニアとの買収協議が示す良い兆しと悪い兆し
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