建設業界が米経済を支える柱として活況を呈している。建設業者が直面するコスト増の相殺に寄与する一方、建設現場での人手不足は深刻化している。  米国では工場やインフラなど非住宅建設事業のブームが起きており、金利上昇の影響による住宅建設の低迷を相殺している。建設業者によると、借り入れコストが上昇する中、非住宅建設事業への支出は堅調を維持。通常、借り入れコストの上昇は建設工事の資金調達コストを押し上げる。  米国勢調査局によると、2月の非住宅建設支出は前年同月比約17%増の9820億ドル(約131兆円)で、1月からほぼ横ばいだった。