「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」でビジネスパーソンから圧倒的な支持を受け、総合グランプリとビジネス実務部門賞のダブル受賞という快挙を成し遂げた『佐久間宣行のずるい仕事術』。人気プロデューサー・佐久間宣行さんが20年以上かけて磨いてきた「誰とも戦わずに、好きなことで、効率的に成果を出す方法」を伝授する本書には、「これはヤバい、めちゃくちゃ面白い」「心の支えになる『お守り』みたいな本」「自分史上ナンバーワンのビジネス書になった」と絶賛の声が多く寄せられており、仕事で悩む同僚や部下にそっとこの本を渡す人が増えているという。
そこで受賞を記念し、その悩み「佐久間さんに聞いてみよう」をテーマに、仕事にまつわる悩み・質問を大募集。本連載では、読者から寄せられた質問に佐久間さんが答えた、職場の人間関係やメンタルの改善、就職・転職活動に今すぐ役立つ「ずるい仕事術」を公開します。(構成/根本隼)
Q. 仕事のことが気になって寝られません
質問者:30代女性
――仕事が忙しくなってくると、「明日プレゼンで失敗したらどうしよう」「タスクが山積みでしんどい」などとネガティブ感情が頭から離れなくなり、なかなか寝つけません。
どうすれば心を整理して眠れるでしょうか。また、寝つけないときに逆にしてはいけないことはありますか。
「寝つけない自分」を責めるのは絶対NG
佐久間さんからの回答↓
「仕事で失敗しても死ぬわけじゃない」と大きく構えることが1番効果的だと思います。真面目な人ほど「失敗したらどうしよう」と仕事のことを深刻に考えがちなんですけど、「死ぬわけじゃない」と自分に言い聞かせると気持ちがスッと軽くなりますよ。
ほかに、事前にできることとしては、その仕事に対して「自分がどれだけ努力をしてきたか」という事実を、カレンダーや手帳などに書き込んで可視化しておくというワザがあります。
寝る前にそれを眺めると、「これまでベストを尽くしてきたんだから、失敗してもしょうがない」と不安感を鎮めることができるのでおススメです。
それでも寝つけなければ、いっそのこと「今日ぐらい一睡もしなくても大丈夫」と割り切ってしまうのもアリですね。「寝つけない自分」をかわいがるくらいの「大らかなメンタル」を持っておいた方がいいと思います。
間違っても、寝つけないからといって自分を責めないようにしてください。
(本稿は、ダイヤモンド社の公式Twitterアカウントで募集した「あなたのその悩み、 佐久間さんに相談してみませんか?」キャンペーンに寄せられたお悩みをもとにした『佐久間宣行のずるい仕事術』グランプリ受賞記念連載です)