ロシア外務省は、米政府関係者が求めていた勾留中のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)記者との面会を拒否したと明らかにした。米国がロシア人ジャーナリストにビザを発給しなかったことへの報復措置だとしている。ロシア外務省は27日にウェブサイトに公表した声明で、セルゲイ・ラブロフ外相が国連安全保障理事会の議長国として米ニューヨークを訪問する際に同行するはずだったメディア関係者が、米国からビザ発給を拒否されたことについて、「妨害行為」だと指摘。「通常の報道活動を妨げることを目的としたこのような妨害行為が放置されることはない」とした上で、「これに関連し、5月11日の(エバン・)ゲルシコビッチ氏との面会要請が(中略)却下された旨を米国大使館に通告」したと述べた。