米半導体大手インテルが27日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、赤字が四半期ベースで過去最大となった。パソコン(PC)販売の冷え込みが響いた。ただ、事業は4-6月期に徐々に持ち直すとの見通しを示した。1-3月期の売上高は117億ドルで、2010年以来の低水準に落ち込んだ。前年同期比では36%減少。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は上回った。売上高の減少が響き、純損益は27億6000万ドルの赤字となった。赤字計上は2四半期連続。これまでは、2017年10-12月期に計上した6億8700万ドルの赤字が過去最大だった。インテルは売上高が4-6月期に115億~125億ドルになると見込んでおり、半導体需要は底打ちしたとみていることを示唆した。ただ、会社予想は前年同期の水準を大きく下回る。予想の中間値は市場予想をわずかに上回った。