米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが27日公表した1-3月期(第1四半期)決算は、利益、売上高とも好調だった。新型コロナウイルス流行後の伸び悩みから持ち直した。売上高は前年同期比9%増の1274億ドルと、市場予想を上回った。利益は32億ドルで、市場予想を約50%上回った。決算発表を受けて、時間外取引で米ネット小売り大手アマゾン株価は10%余り急伸。アマゾンが示した4-6月期の見通しも好感されているようだ。こちらは市場予想に一致した。アマゾンの成長と利益をけん引してきたクラウド事業、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は足元で厳しい環境に直面している。1-3月期の売上高は15.8%増。伸びは鈍化したものの、市場予想をやや上回った。同じく急成長している広告事業は21%の成長率。伸びは前年同期の23%から鈍化した。