ロナルド・レーガン氏は80歳を迎える頃、米大統領をすでに退任し、カリフォルニア州の自宅で冷戦終結の様子を見守っていた。同じ年齢の時、ジミー・カーター氏は元大統領として世界中で民主主義を推進する活動に打ち込み、ジョージ・H・W・ブッシュ氏はあと数カ月で息子が大統領2期目を勝ち取るという時期だった。現在80歳のバイデン大統領は25日、2期目に向けた正式な出馬表明を行い、米国政治史上前例のない道に一歩踏み出した。米国人が普通なら引退から何年もたつ時期に、また民主党支持者を含む有権者の大多数が再選出馬に否定的な世論調査結果が出る中でも、バイデン氏は世界有数の困難な役職にとどまることを決意した。
バイデン氏が再選出馬を決意した理由
80歳大統領の続投を多くの国民が望まない中、彼を突き動したものは
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