テキサス州サンアントニオ在住のバーバラ・モースさん(59)は2021年に母親を亡くしてから、家族の写真やクリスマスの飾り、デンマーク製の陶器皿、年代物の雑誌を整理し、どれを取っておくかを決める作業を続けている。物を手放すことの大切さに気付いたきっかけの一つはテレビの新番組だった。小学校教師の仕事を引退したモースさんは「あるとき番組で、物を手放してもあなたの愛は全く減らないと言っていて、それが心に響いた」と話した。番組とはNBCの動画配信サービス「ピーコック」で配信されているリアリティー番組「The Gentle Art of Swedish Death Cleaning(スウェーデン式死の片付けという優しい技術)」。番組を見るようになってから、母親の遺品の多くを手放し、自分自身の持ち物の整理も始めた。