つまり、ひとりの人が発した感謝の気持ちによって、多くの人が感謝の気持ちを持てるようになり、その恩恵を享受することができるのです。

 まさに「感謝の力、おそるべし!」です。

一日一回は、
今日の感謝を見つける

 この感謝する力を高めるには、感謝しようと意識するのではなく、「感謝という感情をつくり出そうと意識する」ことが重要です。

「感謝という感情をつくり出そうとする意識」を身につけるためには、あたりまえだと思っている日常のあらゆることを見直して、感謝するべきことを見つける努力を続けることが求められます。

 自分の脳のなかに感謝を見つけ、それを実際に言葉にしたり、感謝にもとづく行動に移したりするための“動線”をつくっていかなければなりません。

 そのために、まず一日一回は、今日の感謝を見つけるようにしましょう。いい天気で気分がよかったとか、美味しいコーヒーが飲めたとか、会議でうまく発言できたとか、小さなことでいいのです。

 それを繰り返すことで、感謝を見つける能力が高まります。

 積極的に感謝を見つける。感謝できることを自らどんどん増やしていく。

 それが、感謝によるパワー、エネルギーを活かして人生を好転させるための“絶対ルール”です。