新型コロナウイルス感染症がピークアウトの兆しを見せる一方、各地方自治体は地域を持続させるための取り組みを行っている。 

 地域が「持続性」を維持すること、すなわち「消滅しない」ためには、住民たちが暮らしに幸福を感じ、他の地域と比較した時に“私は幸福だ”と思えることが重要である。

 ブランド総合研究所は、都道府県ごとに住民の幸福度や定住意欲度、住民の悩みや地域の課題などを数値化する調査『第5回地域の持続性調査2023』を実施。調査において地域の持続性に関する4つの指標(幸福度・生活満足度・愛着度・定住意欲度)の平均値を、都道府県の「持続度」として算出した。

 4つの指標が高いほど「まち」の持続性が上がり、他県に移住したい人が少ないため「消滅しないまち」と考えることができる。

 そこで今回は、この「持続度」の高さで自治体に順位をつけた「消滅しない都道府県ランキング」を紹介する。

※調査を行ったのはブランド総合研究所。アンケートは全国の男女約450万人の調査モニターの中から15歳以上を対象に、2023年6月8日から12日にかけてインターネットで調査を実施した。各都道府県の住民それぞれ約1,100人ずつ回収し、調査時点で移転などの理由によりその地域に居住していない人を除く計50,517人の有効回答を得た。

沖縄県が4年連続1位
熊本県は15位から4位に上昇

「消滅しない都道府県ランキング」1位は、4年連続で沖縄県(持続度〈以下同じ〉76.8点)となった。2位は福岡県(74.0点)、3位には北海道(73.6点)がランクインした。4位の熊本県は前年の15位から大幅に上昇している。

「消滅しない」都道府県ランキング2023!2位福岡県、1位は?