新型コロナウイルス感染症がピークアウトの兆しを見せる一方、各地方自治体は地域を持続させるための取り組みを行っている。
地域が「持続性」を維持すること、すなわち「消滅しない」ためには、住民たちが暮らしに幸福を感じ、他の地域と比較した時に“私は幸福だ”と思えることが重要である。
ブランド総合研究所は、都道府県ごとに住民の幸福度や定住意欲度、住民の悩みや地域の課題などを数値化する調査『第5回地域の持続性調査2023』を実施。調査において地域の持続性に関する4つの指標(幸福度・生活満足度・愛着度・定住意欲度)の平均値を、都道府県の「持続度」として算出した。
4つの指標が高いほど「まち」の持続性が上がり、他県に移住したい人が少ないため「消滅しないまち」と考えることができる。
そこで今回は、この「持続度」の高さで自治体に順位をつけた「消滅しない都道府県ランキング」を紹介する。
沖縄県が4年連続1位
熊本県は15位から4位に上昇
「消滅しない都道府県ランキング」1位は、4年連続で沖縄県(持続度〈以下同じ〉76.8点)となった。2位は福岡県(74.0点)、3位には北海道(73.6点)がランクインした。4位の熊本県は前年の15位から大幅に上昇している。