学位を取得して就職し、初めての昇進を果たす――。これまで多くの人が通ってきたキャリアの道筋(キャリアパス)が最近、急速に崩れている。メタ・プラットフォームズなどの企業は勤務評価のたびに立派な肩書きを授ける代わりに中間管理職の廃止を進めている。法律事務所は中身を骨抜きにしたパートナーシップモデルを試している。ワシントンDC地区のある弁護士からは、所属する法律事務所ではパートナー弁護士でさえ、いつまでも終わらない仕事を続けることに先が見えない不安を抱えているという話を聞いた。テネシー州の警察官は自身のキャリアパスが先に行くほど狭くなるトンネルのように感じると語った。上のポストは空くようには思えないし、期待していた昇給にも手が届かないと思う。
完璧なキャリアプランにこだわるな
「通常の」キャリアパスは急速に崩壊、仕事の価値が変わりつつある
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