TBSの人気アナウンサーの安住紳一郎 Photo:JIJI
中島みゆきと吉田美和という
2人の「歌姫」を輩出
いかにも北海道、というのびやかな景観なのが北海道東部の十勝地方だ。畑作地や放牧地がどこまでも続く雄大な平野が広がる。その中心都市・帯広市にある北海道帯広柏葉高校は2023年が創立100周年で、10月7日に記念式典を開く。
「歌姫」が2人、巣立っている。中島みゆきと吉田美和だ。この2人の実力派シンガーソングライターの存在が、帯広柏葉高校の名をひときわ高くしている。
中島は産婦人科医の娘で、柏葉高校3年生の時に文化祭で初めてステージを踏んだ。私立藤女子大学（札幌市）に進学し、活発に音楽活動を展開、「コンテスト荒らし」の異名を取った。
1975年に『アザミ嬢のララバイ』でレコードデビューし、以来、70年代、80年代、90年代、00年代と4つの年代にわたってシングルチャート1位を獲得した。また、他のアーティストへ提供した楽曲が、5つの年代にわたって1位だった（いずれもオリコン調べ）。実力・人気とも、抜群であることを物語っている。
ジャンルはフォークソング、ニューミュージックで、深いブレスと力強い声質を生かして朗々と歌い上げる。自身の歌唱のみならず作曲家・作詞家としても、評価が高い。中高年の男性に、熱心なファンが多い。
