マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏 Photo:gettyimages
マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏は毎年夏と冬に、その年に読んだおすすめの書籍を自身の公式ブログ「Gate Notes」で紹介している。
新型コロナウイルスのパンデミックやBlack Lives Matter、アメリカ大統領選などがあった今年だが、12月に入って投稿した「5 good books for a lousy year（ひどい年の5冊の良書）」というエントリーでは、歴史から医療まで幅広い領域における5冊を選出。これらの書籍を選んだ理由について、ゲイツ氏は「2020年は言うまでもなく“厳しい時”でした。そんな“厳しい時”には、私のような読書好きは幅広いジャンルの本を読むため」と語った。
「Black Lives Matter運動の背景にある不正義のような、難しいテーマを深く掘り下げて読むこともありました。また、寝る前の気分転換のために、よりライトなものを読むこともありました。結果、幅広いジャンルの優れた書籍を読むことができました」（ゲイツ氏）
今年、ゲイツ氏がおすすめする書籍は以下の5冊だ。
『The New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness』ミシェル・アレクサンダー（著）
ゲイツ氏はここ数カ月、「多くの白人と同様に」“制度的人種差別”についての理解を深めようと努力していた。その際に読んだのが、この書籍だという。
