アップルが自社設計のApple M1チップを搭載した初めてのiMacを発売する。価格は15万4800円(税込)から。プロダクトデザインを一新し、全7色の鮮やかなカラーバリエーションを揃えた、話題のオールインワンデスクトップの実機をレポートする。
驚くほどの「薄さ」と「軽さ」
今回はアップルからグリーンの新しいiMacをひと足早く試す機会を得た。同機は8コアのCPU・GPUと計4基のUSBポートを搭載する上位モデルだ。
アップルのオンラインストアから注文すると、本体のカラーバリエーションだけでなくメモリやストレージの容量をカスタマイズできる。また、本体と色を合わせたBluetoothワイヤレス対応のMagic Mouse、Magic Keyboardのほか、オプションとしてMagic Trackpadが選べる。ただ、最も安価なモデルを選んだ場合、iMacに初めて採用された指紋認証Touch ID搭載のMagic Keyboardはオプション扱いになるので、その点は注意したい。
とにかくスリムで軽い──これが新しいiMacを触ってみたファーストインプレッションだ。アップルが「本体をスリムにすることに専念してきた」という歴代iMacの中でも群を抜く本体(=パネル部分)の厚みはわずか11.5ミリ。アップル純正のアクセサリー「Smart Keyboard Folio」を装着した12.9インチのiPad Proと比較してみると、iMacの薄さがわかるだろう。