考えて仕事ができる人は数字で語る
対して、考えて働ける人は、数字で物事を捉えることができます。先ほどの営業目標で言うと「〇〇件の営業に行く、そのうち既存のフォローが〇〇件、新規は〇〇件が目標。新規はそのうち3割の契約を目指す」など、数字を持って具体的に答えることができるのです。
数字で語ることによって、相手も自分を評価しやすくなるうえ、自分のモチベーションとしても「なにをすればいいか」が明確になるため、非常に行動がしやすくなります。
数字で語るというのは、その後に続く行動の「コンセプト」を決めるのと同義で、コンセプトがあるからこそ、ブレずに仕事に集中できるわけです。
NSC(お笑い養成所)で授業をしていても、「頑張ります!」という生徒と「テンポを重点的に強化するためにネタ合わせを週4回行います」と言う生徒では成長の度合いは大きく異なります。
また、数字で目標を言ってもらうことで、こちらも「週4は多いから、週1にして、その代わり3時間みっちりやるのはどう?」などど、具体的なアドバイスがしやすくなります。
ちょっとした意識の差ですが、最終的にはこの差が大きなものになっていきます。ぜひ頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。