反省するときは成長への確信が必要
対して、「生産性が高い人」は無理に反省をすることはしません。どういうことかと言うと、彼らは反省をしたときに得られるメリットを感じたときだけしっかりと反省をするのです。
たとえば、私のいるお笑いの世界で言うと、芸人が特殊な番組にアサインされたとしましょう。流れも求められていることも普段とは大きく違いますが、なんとか無事に仕事を終えることができました。もちろん、修正できるところはあるのかもしれませんが、生産性の高い人はこういった場合、あまり反省をせず、次の仕事場に向かいます。
なぜなら、反省に時間をかけて、同じような特殊な現場に備えるよりも、普段から自分の主戦場である舞台のことを考えた方が効率がいいからです。
これは、特殊な仕事を蔑ろにしているわけでもありません。ただ、過度に反省したところで、同じ状況になる確率は低く、そこで行われる反省はあまり効果が高くないのです。
つまり、反省をするときに意識しておきたいのは、その反省をすることで、ちゃんと自分が成長できると確信を持てるかどうかなのです。仮に、反省をしてもそこまで得るものがないのであれば、その時間がもったいないですから未来のことを考えましょう。
逆に、得るものがあると確信があるならば大いに反省すればいいです。なんでもかんでも「反省しよう」ではなく、「これはやろう」「あれはいらない」と取捨選択をすることが大事です。
ちょっとしたことですので、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。