創設9カ月のAI新興、シリコンバレーの巨人に挑むメンシュ氏のAI新会社は創設から1年もたっていない. EDOUARD JACQUINET FOR THE WALL STREET JOURNAL

【パリ】昨年の今ごろ、アーサー・メンシュ氏は30歳で、まだ米グーグルの傘下部門に勤めていた。当時は人工知能(AI)がSF以上のものとして人々の意識に定着し始めたころだった。

 それ以降、人間のような会話だけでなく推論さえもできる生成AIは、ここ数十年で最も話題となった技術的ブレークスルー(画期的発明)となった。そして、メンシュ氏がグーグル退職後に立ち上げたスタートアップ企業「ミストラルAI」は、設立から9カ月で評価額が20億ドル(約3000億円)強に達している。