仕事ができるかどうかは、会食・食事会の「仕切り力」でわかる――
面倒な雑務の代名詞「幹事」「食事会設定」は、社会人として逃れられない悩みの一つだ。「たかが会食」と捉えて適当にこなすと、クライアント・上司からの評価が大きく下がりかねない。
しかしこの一見、何の役にも立たなさそうな“貧乏くじ”に、実は「千載一遇のチャンス」が隠されていることを、見逃してはいないだろうか?
新刊『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』では、“広告代理店卒・アルコールに弱い(1,2杯が限界)・非体育会系の著者”が、最大28会食/月を乗り越えて身につけた「実務に即したメソッド」を紹介している。
会食・社内飲み会・送別会・歓迎会など、古今東西すべての食事会で今日から使える本書。
今回は特別に、その中から「お店選びのためのグルメサイトの使い分け」について紹介しよう――。
飲食店サイトは「2つ以上」で複合サーチせよ
会食店を探すにあたっては飲食店サイトを参考にする人が多いだろう。ここでは、筆者のお勧めの使い方を紹介したい。
食べログは、「お店の概要情報の確認」「空席の確認」「自身の会食店のストック」に活用するのがオススメだ。
これまで何度もビジネス会食をセッティングしてきた中で、食べログは、写真やメニュー、店の雰囲気や営業時間などの概要を把握しやすいという特長があると感じている。他のグルメサイトに比べてもこの点が優秀なので、ぜひご活用いただきたい。
また、店舗の保存・ブックマーク機能も優秀だ。保存機能や閲覧履歴も残るので、初期段階のリサーチや、過去の会食で活用してきた店や候補店のストックに大いに活用できる。
最近は食べログ上で予約できる店が増えてきたので、候補日時が空いていそうかの確認にも使いやすい。
一番安心なのは「周囲の有識者」
ただ一方、あくまで私の意見でしかないが、口コミ内容と星の評価についてはアテにしすぎないほうがいい。食べログは口コミの投稿レギュレーションが厳しいからか、ネガティブな投稿は削除される傾向にあるとに言われているからだ。
しかし、食べログの「評価が低い・あまり高くないから選ばない」というのももったいない。食べログで上位ではなかったとしても、会食に向いている店はたくさんある。
総じて言えるのは、「どのツール・サイトも一長一短がある」ということだ。食べログに限らず、特定のサイトだけを盲信してはならない。
「これさえ見れば大丈夫!」というものはない。一番安心なのは周囲の有識者なので、可能な限り有識者にアドバイスをもらって選ぶのが無難であろう。
(本記事は、『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』の一部を抜粋・編集・加筆したものです)