ネトフリ版「三体」を見た中国人の嘆きと称賛Photo:Matt Winkelmeyer/gettyimages

【シンガポール】米動画配信大手ネットフリックスの最新大作SFドラマ「三体」は、中国から生まれた文化的な出来事としてはここ何年かで最大級のものだ。

「三体」を視聴した後、中国国内の多くの人が、このドラマの制作陣が自分たちの国を完全にドラマから排除してくれていたら良かったのにと述べている。

「三体」は、高評価を得ている中国人作家・劉慈欣氏のSF小説シリーズ待望のドラマ化だ。ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で制作総指揮を務めたデービッド・ベニオフ、D・B・ワイス両氏が「トゥルーブラッド」の脚本家アレクサンダー・ウー氏と共に、「三体」ドラマ化の指揮を執った。同作品は配信開始以来、ネットフリックスの米国での視聴ランキングで1位になっている。