「K-POPの歌詞の意味がわかるようになりたい」「アイドルが話していることを少しでも聞き取りたい」「韓国旅行に行くので、その前に少しでも韓国語を覚えたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。著者は月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」の管理人で、韓国旅行情報のYouTuberとして活躍するハングルノート加藤氏。本書の発売を記念して、「韓国語のフレーズは何もわからないけど、ひとことでも韓国語を話したい!」という方のために、すぐに覚えられる身近な単語を著者に聞いてみた。
韓国語の「いち、にの、さん」
合図で使う「いち、にの、さん」と数を数えるとき、英語ではワン(one)、トゥー(two)、スリー(three)ですよね。
では、韓国語では?
正解は…「ハナ、トゥル、セッ」です。
「ハナ(하나)」は1、「トゥル(둘)」が2、「セッ(셋)」が3を意味しているんです。
韓国語の数字には2つの言い方がある
日本語の数字は、「いち、に、さん」と読んだり、「ひ、ふ、み」と読んだりしますよね。
韓国語も読み方が2つ。
漢字由来の「漢数詞」の読み方と、韓国固有の「固有数詞」の読み方の2つに分かれているんです。
漢数詞は時間の「分」や日にちや価格に使い、固有数詞は時間の「時」や、年齢や数を数えるときに使います。
ちなみに、先ほどご紹介した、「ハナ、トゥル、セッ」は物を数えるときに使う固有数詞です。
まずは漢数詞から見ていきましょう。
日にちや価格に使う!「漢数詞」の読み方は?
漢数詞は、「日にち」や「価格」、「時間(分)」や「電話番号」などに使われます。
1:イル(일)
2:イ(이)
3:サム(삼)
4:サ(사)
5:オ(오)
6:ユク(육)
7:チル(칠)
8:パル(팔)
9:ク(구)
10:シプ(십)
(例)
・1月:イルォル(이 월)/月はウォル(월)
・9日:クイル(구 일)/日はイル(일)
・5分:オブン(오 분)/分はブン(분)
「11」は「10と1」をつなげて発音する
10以降の数字の読み方は日本語と同じようにつなげていきます。
たとえば11なら10の「シプ(십)」と1の「イル(일)」とつなげて「シビル(십 일)」(発音は少し変化します)。
「23」なら「2、10、3」をつなげて発音
23なら日本語でも二十三(にじゅうさん)と言うように、2の「イ(이)」と10の「シプ(십)」と3の「サム(삼)」をつなげて「イシプサム(이십삼)」となります。
100以上の単位は、次のようになります。
100:ペク(백)
1000:チョン(천)
10000:マン(만)
1億:オク(억)
1兆:チョ(조)
漢字由来の言葉なので、日本語の音読みにどことなく似ていますよね。