年齢を重ねても「いつまでも若々しい人」と、本来の年齢以上に「老け見えする人」がいます。
18年間で延べ6万人以上の体の悩みを改善した整体師であり、書籍『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』(高野直樹著、森下真紀監修)の著者である高野氏は、老け見えの大きな要因に「目元のたるみ」があると言います。では、なぜ年齢を重ねると目元はたるんでしまうのでしょうか?
本記事では、「目元がたるむ2大原因」について高野氏に聞きました。
「目元のたるみ」で老け見えしてしまう
老け見えの原因のひとつである「目元のたるみ」は、40代ごろから徐々に気になり始める人が多いです。
なんとか改善したくてネットで調べてみると、美容整形の記事がずらっと出てくるので、整形しかないんだと諦める人も多くいらっしゃいます。では、本当に整形しかないのでしょうか。
原因その1:むくみ
そもそも、目元のたるみの原因は主に2つです。
1つ目の原因は「むくみ」です。特に若いうちはむくみが原因のパターンがとても多いので、まずは次の画像を見ながら、拙著『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』でも紹介している「まぶたの腫れ」を解消する「眉毛下制筋を親指でプッシュ」を行ってみてください。
①親指以外の4本の指を組み、親指を眉頭の下あたりに当てる
両手を組み、親指2本だけを立てます。立てた親指を、眉頭の下のくぼみに差し入れてください。親指のはらで、鼻筋を押さえるイメージです。腕を持ち上げていると疲れてしまう場は、両ひじをテーブルなどにつき、頭を下げてセットするとやりやすいでしょう。
②上下にゆらす
眉頭のくぼみに当てた親指を、軽く押さえながら上下に動かし、グリグリと30秒間プッシュします。この筋肉はこっている人が多く、つい力を入れたくなりますが、ここでの目的は筋肉をほぐすこと。あくまでも「イタ気持ちいい」程度の力加減で、やさしく筋肉をほぐしましょう。
原因その2:眼窩脂肪の突出
2つ目は「眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出」です。眼球のまわりには眼窩脂肪と呼ばれる脂肪があり、年齢を重ねると前に出やすくなります。
この脂肪を正しい位置に止めてくれているのが、目のまわりにある眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる筋肉です。
眼輪筋が衰えてくると、重力で下がってきた脂肪が前に飛び出てきます。これが、40代以降から気になり始める目元のたるみの正体です。
では、どうすると目元のたるみは改善するのかというと、眼輪筋にまた働いてもらって、脂肪を止めてもらうとよいのです。
次回の記事では、眼輪筋がまた働き出すケアをご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
BIKOTSU ZERO院長・ゆがみ整体師
整骨院・リラクゼーションサロンを経て、整形外科リハビリ室での勤務も経験し、体の悩みと向き合いながらクライアントを改善へと導いてきた。さまざまな技術を習得し18年間に延べ6万人以上を施術。柔道整復師や鍼灸師などの国家資格者・整体師・エステティシャンなどが技術を学ぶ学校の教科書も作成し、これまで数々の革新的な無痛小顔矯正・バキバキしない骨格矯正技術を世に送り出してきたゆがみを整える職人。