年齢を重ねても「いつまでも若々しい人」と、本来の年齢以上に「老け見えする人」がいます。
18年間で延べ6万人以上の体の悩みを改善した整体師であり、書籍『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』(高野直樹著、森下真紀監修)の著者である高野氏は、老け見えの大きな要因に「目元のたるみ」があると言います。では、なぜ年齢を重ねると目元はたるんでしまうのでしょうか?
本記事では、「目元のたるみを改善するケア」について高野氏に聞きました。

老け見えは「目元のたるみ」から! たるみを改善するすごいケアPhoto: Adobe Stock

老け見えする「目元のたるみ」の原因

 年齢を重ねるにつれて悩む人が増える目元のたるみこの大きな原因は「むくみ」と「眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出です。

「むくみ」の改善については、拙著『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』でも紹介している「眉毛下制筋(びもうかせいきん)を親指でプッシュ」が効果的です。

 前回の記事(顔が老けて見えるのは「目元のたるみ」から! たるみの2大原因とは?)で紹介していますので、ぜひ確認してみてください。

 今回は、「眼窩脂肪の突出が原因の目元のたるみ」を改善するケアを解説します。

 そもそも、眼窩脂肪の突出は、眼窩脂肪を前に出さない役割をしている眼輪筋(がんりんきん)という筋肉の働きが弱くなって起こります。そのため、眼輪筋にまた働いてもらうケアをすることで、目元のたるみの改善が期待できます。

1日3回のカンタンなケアで
目元のたるみを改善!

 このケアをする際は、必ず上を向いて行うか、寝た状態で行ってください。

 まず、目の横あたりに手のひらをつけて、ななめうしろに引いて軽く目をつり上げます。

老け見えは「目元のたるみ」から! たるみを改善するすごいケア

 次に、反対の手の親指、人差し指、中指の3本を使います。親指を目の下にセットし、人差し指と中指を目の上にセットしたら、少しだけ指を上下に開いてください。(※場所がわかりづらい方は、画像を見ながらケアをしてみてください)

老け見えは「目元のたるみ」から! たるみを改善するすごいケア

 そのあと、まぶしいものを見るような目にしてください。これを20回繰り返します。片側が終わったら、反対側も上を向くか寝た状態で行ってください。

 たったこれだけで、働きが弱くなった眼輪筋が目覚め、目元のたるみが改善する可能性があります。

「美容整形しかないのでは……」と悩む人も多い目元のたるみですが、このケアを1日3回2週間を目安に、ぜひ取り入れてみてくださいね。

高野直樹(たかの・なおき)
BIKOTSU ZERO院長・ゆがみ整体師
整骨院・リラクゼーションサロンを経て、整形外科リハビリ室での勤務も経験し、体の悩みと向き合いながらクライアントを改善へと導いてきた。さまざまな技術を習得し18年間に延べ6万人以上を施術。柔道整復師や鍼灸師などの国家資格者・整体師・エステティシャンなどが技術を学ぶ学校の教科書も作成し、これまで数々の革新的な無痛小顔矯正・バキバキしない骨格矯正技術を世に送り出してきたゆがみを整える職人。