エヌビディアにつきまとう影、AI投資巡る懸念Photo:Bloomberg/gettyimages

 米画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアはいともたやすくトップに君臨しているように見える。だが、その座を維持するのはたやすくはないだろう。

 エヌビディアはわずか数年で、ニッチなテレビゲーム部品のサプライヤーから時価総額3兆ドル(約434兆円)の企業に成長した。28日発表した 5-7月期決算はまたも好調だった 。主力のデータセンター事業は売上高が263億ドルと、前年同期の2.5倍以上に増加。全体の調整後営業利益も同2倍超の199億ドルを記録した。全体の売上高と利益が市場予想を上回ったほか、8-10月期についても、市場予想を上回る業績見通しを示した。