コナー・ハバードさん（29）はメーカーで福利厚生担当のシニアアナリストとして日々を過ごしている。ハバードさんが他のオフィスワーカーと違うのは、何百万人もの人に見られていることだ。ハバードさんは昼食を取るために午前11時ちょうどに席を立ち、帰宅して食事を電子レンジで温める日もあれば、ファストフード店のドライブスルーを訪れ、車の中で食事を済ませ、午前11時50分までに席に戻る日もある。動画共有アプリ「TikTok（ティックトック）」に投稿された動画の中で、ハバードさんはカメラに向けて親指を突き立てながら仕事に戻る。Z世代の労働者やミレニアル世代の中でも若い層の労働者は、会社勤めと安定した収入を肯定的に捉え、その魅力を積極的に発信している。