神道ならではの施設も
神道の学校らしく、キャンパス内に立派な神殿があるのが自慢。いつも白装束姿の学生がウロウロしている。「強制ではないけど、神社の前では一礼するのが礼儀とされていた。教員や神道文化学部生以外に律義に立ち止まってやってる人はほとんどいないけど、つい『会釈ぐらいしないとマズイかな』という気にはなってしまう」(法学部生)。
また初詣シーズンなどにはたまに神殿でバイト募集があり、「昼食代も出るし、割はいい」と人気。神殿前には、「神奈備川(かむなびがわ)」というせせらぎが整備されており、学生が願いを込めてコインを投げ入れている。
就職に関してはまぁまぁ強い大学だと言える。企業見学バスツアーや業界・仕事研究講座などもあり、リアルな体験を重視したサポートが充実している。就職活動に対する意識や危機感が高く、説明会などへの参加率もそれなりに高い。ただ、諦めのいいタイプが多いので、ジタバタせずに適当に収まっていく。
普通の学生には関係ないが、神職に就く学生を大量に輩出するのが最大の特徴。神道文化学科の約6割が神職に就く。文学部や人間開発学部は教員に、法学部は公務員になる学生が多い。地元で公務員という堅実コースも人気。