「とにかく勉強する」。それが理科大スタイル
理科大では、文系の大学・学部とは違い、入学後も高校で学習した知識が求められる。そのため、指定校推薦で入学した者は、入ってから苦労することも多いようだ。
実際に、「入学時のオリエンテーションで、指定校推薦で入った人は、学科によっては5割が留年するという説明があった」「周囲を見てみても、数学や情報系の科目で再試を受けている率は高いと思う」という声が聞かれる。
大学側は、学校推薦型選抜入学者等に対して、数学Ⅲの微分積分や理科がマスターできるように、入学前にフォローを行っている。
野田に生息する「ウンガリアン」
野田キャンパスでは、課題がハードなうえ長い通学時間に疲弊している学生は多く、東京出身でも大学の近くで一人暮らしを始める人もいるとか。運河駅周辺では3万円台でも部屋が借りられ、運河に住む者を「ウンガリアン」と呼ぶ。駅の周りには飲食店やコンビニも少しはあり、「近所の利根運河は春になると桜がきれい」だとか。