米連邦準備制度理事会(FRB)は9日、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(9月17~18日開催分)を公表した。FRBは9月のFOMCで0.5ポイントの大幅利下げを決定したが、利下げ幅を巡り意見が分かれていたことが明らかになった。0.5ポイントの利下げを支持する声が大多数を占めた一方、より小幅な0.25ポイントの利下げを支持する主張もあった。この議事要旨は、FRB当局者が2020年以来となる利下げに踏み切るに当たり、通常より大胆な0.50ポイントを決定するに至った経緯を浮き彫りにしている。政策金利であるフェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標を4.75~5%に引き下げることを、投票権を持つFOMC参加者12人のうち11人が支持した。1人はより小幅な利下げを支持し、0.5ポイントの利下げに反対票を投じた。