ジョー・バイデン米大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は9日、8月21日以来となる電話会談を行い、イスラエルがイランに対して実施するとみられる報復攻撃について話し合った。バイデン政権はイスラエルにイランの石油施設や核施設を攻撃しないよう強く求めている。ホワイトハウスの声明によると、バイデン氏は「イスラエルの安全保障に対する決意は揺るぎない」と改めて表明し、イランが先週、弾道ミサイルでイスラエルを攻撃したことを非難した。イスラエル当局者によれば、両首脳は30分間の電話会談でイスラエルの報復攻撃計画について協議した。しかし、米政府、イスラエル政府とも、両首脳がこの計画に関して合意に達したと示唆することはなかった。ホワイトハウスは声明で、「今後数日間、緊密に連絡を取り合うことで合意した」と述べた。