カマラ・ハリス米副大統領は、人気のない上司から距離を置こうとすることが多く、「私はジョー・バイデンではない」と言い切る。しかし、大統領としてどのように異なるかを具体的に問われても、バイデン氏との違いを詳しく語ろうとはしない。副大統領を務めながら「新たな前進への道」を訴える変革の候補者としての立場を打ち出すという、複雑な状況を巧みに切り抜けている。ハリス氏は過去3年半、時には自身の政治的資本を犠牲にしてまでバイデン氏への忠誠を優先してきた。バイデン氏の後継候補として大統領や自身が属する政権を批判することに慎重だと側近らは言う。ただハリス氏は、変革を切望する有権者に向けてバイデン氏との違いを明確にすることを視野にアドバイザーたちが作成した、いくつかの経済・国境政策は受け入れてきた。
「私はバイデンではない」ハリス氏、違いは語らず
経済・国境政策で徐々に変化を見せつつあるが、大統領との違いを明確にするのを避けている
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