ドナルド・トランプ前米大統領は10日、自動車ローン金利を税控除の対象とすることを提案した。米国の自動車産業の強化が狙いで、メキシコで車を生産して米国に輸出しようとしている中国の自動車メーカーをけん制した。トランプ氏はこの日、ミシガン州デトロイトで遊説し、メキシコで生産される中国車への懸念に対処するため、「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」について再交渉する構えであると言明。米国がこうした自動車を輸入する場合、100%の関税を課すと主張した。現在、中国メーカーは米国で自動車を販売しておらず、メキシコから米国に輸出する計画もない。だが中国製の安価な電気自動車(EV)は、欧州や世界各地で人気を集めている。最終的に米消費者がターゲットになる可能性があるとして、米自動車産業の中心都市デトロイトで懸念が高まっている。
トランプ氏、自動車ローンの金利控除を提案
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