どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。職場で「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から賛否両論を巻き起こし、「こんな本が30年前に欲しかった」「人間の深層心理を突いている」「上司サイドにも対策が必要」などと話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の共通点」についてお伝えする。

職場で出世する人が「会議の最中」に必ずする1つのことPhoto: Adobe Stock

出世する人が会議でやっていること

 皆さんも今までにたくさんの社内会議をこなしてきたと思います。

 僕の勤めるメガバンクでは、10名程度の小さな会議は週に1度、数十名程度の大きな会議は月に1度くらいのペースでありますが、この会議は何のために行われているんだろう?と疑問を持つような会議もしばしばあります。参加するだけ時間の無駄だったな、と感じる会議を経験した方も少なくないのではないでしょうか。

 実は、そのような無駄会議でも使いようによっては自分の評価を高めることが可能です。ここでは、高い評価を得て出世する人が会議の際に実践していることを解説していきます。