そもそも会議は発言するだけで目立つ
まずは、あなたが今までに参加したことがある社内会議を思い出してみてください。会議の規模にもよりますが、JTCで行われる会議の場合、発言する人よりも発言しない人の方が多いかと思います。
当然ですが、そういった場で発言するような人は目立ちます。あなたの会社にも大体「会議があったら必ず発言する人」と聞いて明確にイメージできる人がいるのではないでしょうか。
発言をするだけで目立つような会社においては発言することそのものが評価につながるので、まずはその点を心掛けることが重要です。これだけでもかなり効果があります。
会議で誰も置いてけぼりにしない
さらに周りから高い評価を得て出世していく人は会議中の発言で特に気をつけている1つのことがあります。
それは、その会議が「分かりやすく進展するように質問する」ことです。分かりやすくというのがポイントです。
会議には多くの「発言しない人たち」が参加しています。ここでその人たちが「その点は自分も知りたいと思っていた!」と感じさせるような質問にするのです。決して自分が知りたいことを自分の言葉で聞くのではなく、周りの人も聞きたいであろう気を引くような質問をするイメージです。
会議は全員が同じ情報を共有できてこそ有意義になります。つまり、参加している人の中で、置いてけぼりになっている人がいたとしたら、その人が追いつけるように配慮をしてあげることが重要なのです。
「自分が周りからどう見られているか」ということと同じくらい、「周りから見て自分が役に立つ存在だと示すこと」も重要です。覚えておけば、会社でのあなたの評価が良くなり、安定したビジネスパーソンライフが送れることでしょう。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』の著者による特別な書き下ろし原稿です)