どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の共通点」についてお伝えする。(取材・構成=ダイヤモンド社・榛村光哲)
「うまく」サボるヤツは出世する
あなたは仕事中にサボったことはありますか。外出中に喫茶店に立ち寄ったり、トイレの個室で仮眠を取ったりなど、サボり方にはたくさんの種類が存在します。最近、僕が勤めるメガバンクではリモート環境が整備された弊害として仕事をしているふりをしながらUSJに1日中いた銀行員がいたとかいなかったとか噂されています。
さすがにサボってテーマパークまでいくのはハードルが高いですが、喫茶店くらいなら経験のあるサラリーマンは多いのではないでしょうか。出世するサラリーマンと聞くと常に真面目でサボらない人をイメージするかと思うが実際はその真逆で、出世するサラリーマンこそ「うまく」サボっている印象が強いです。ここではサボり上手なサラリーマンがなぜ出世するのかを解説していきます。