101歳、現役の化粧品販売員として活躍している堀野智子(トモコ)さん。累計売上高は約1億3000万円で、「最高齢のビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定されたキャリア61年のトモコさんが、年をとるほど働くのが楽しくなる50の知恵を初公開した話題の書『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)が「堀野氏の技法は、ヒュミント(人間による情報収集活動)にも応用できる」と絶賛(日刊ゲンダイ・週末オススメ本ミシュラン)する世界一の先輩による“人生訓”は、アナタの疲れた心を元気にしてくれる!

【101歳ひとり暮らし】「若々しさは気分次第」と断言するワケPhoto: Adobe Stock

新鮮な好奇心を失わない

高齢者にスマホは使いづらいといわれているそうですが、私はそんなに苦労しませんでした。わりとすぐに覚えて使えるようになったんです。

「私にはこんなのは無理」と思う気持ちよりも、新しいものに触れて使ってみたいという気持ちのほうが上回っているからかもしれません。

昔の人の知恵にも素晴らしいものはありますが、新しい技術や機械にも、人の生活を進化させてくれる素晴らしいものがあります。

本当にもったいないこと

私は電話が普及し始めたころに電話交換手になり、子育て中に当時「三種の神器」と呼ばれたテレビ・洗濯機・電気冷蔵庫が登場して恩恵を受け、テレビ放送が始まって大好きな時代劇をたっぷり楽しませてもらいました。

化粧品も時代とともに進化して、お客様がどんどんきれいになる姿も見てきました。

新しいものでいいものはいっぱいあるのに、それを「年だからついていけない」「新しいものはわからない」と、避けてしまうのは本当にもったいないことだと思います。

「若々しさは気分次第」と断言するワケ

高齢者だからこそ、新しいものに積極的に触れるほうがいいと思うんです。

そうすることで、好奇心を失わずにいられるし、若々しい気持ちでいられるのではないでしょうか。これもボケ防止になりますしね。

体が年々衰えていくのは仕方のないことです。機械だって古くなれば、故障もします。でも、気持ちは別。自分次第で若々しくいようと思えば、そういられます。

決めつけるよりやってみて

新しいものを毛嫌いしたり、自分にはわからないからと敬遠したりせず、まずはそれについて知ろうとしてみたり、機会を設けて触ってみたり、自分でも使ってみたりすることだと思うのです。

いちばんつまらないのは、「自分にはできない」と決めつけてしまうことだと私は思います。「自分にもできる」と思ってやってしまえば、本当にできてしまうことって意外と多いですからね。

※本稿は、『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。