米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は、契約に違反したとして米プロバスケットボールNBAを提訴していた問題でNBAと和解合意した。これによりワーナーは少なくとも今後10年間、NBAとのビジネスを継続することになる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。この合意によりワーナーは、米国内外でNBAコンテンツを使用した新番組を制作できるようになり、メキシコとブラジルを除く欧州北部および中南米の一部地域におけるNBAの国際放映権を得る。この合意は今週前半に発表される見通し。関係者によるとワーナーは、同社のチャンネルTNTでのレギュラーシーズンとプレーオフの試合の放映権を今シーズン後に失うものの、この和解により国内外で相当量のNBAコンテンツの権利を獲得する。NBAは法廷での争いが続くのを回避できる。