株式投資をする人たちの間で大きな支持を集める話題の1冊が『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』だ。60問のクイズを答えるだけで、「投資のコツ」をつかめる手軽さが人気で、「今まで読んだ株の本の中でトップクラス」「すごく理解しやすい」と絶賛の声が続々だ。本稿では、特別に『株トレ』から一部を抜粋して紹介する。(初出:2023年7月6日)
グロース株に投資する魅力
これから大化けする小型成長株がたくさん出る時代になると思います。その候補となる企業はたくさんあります。
ただし、その中で本当に高成長する企業は半分以下しかないはずです。
誰もが熱狂する高成長が期待株10銘柄のうち、本当に成長するのは4銘柄しかないとします。残り6銘柄は成長ストーリーが崩壊して終わるとします。
すると、4銘柄は株価が大幅に上昇しますが、6銘柄は株価が暴落します。
外れ銘柄に投資してしまって、損切りできずに、持ち続けると大きな損失につながります。
それでも小型成長株投資には、どんどんチャレンジしていくべきだと思っています。
暴落する銘柄を早めに損切りし、本当に成長していく企業だけを長期保有すれば、4割しか本物の成長企業がなくてもそれで高いパフォーマンスをあげることができます。
それが、成長株投資の本質です。
グロース株投資で成功するために不可欠な「損切り」の技術
成長株投資で大成功して一財を成した人は、大儲けした銘柄の話をよくしますが、その陰には失敗銘柄を早めに損切りした話がたくさんあるはずです。
それができたからこそ、本物の成長株で大儲けすることができたに違いありません。それが、成長株で稼ぐ「技術」です。
失敗銘柄を早めに損切りすることが、高成長銘柄で稼ぐための条件です。
ところが、成長期待企業の、成長ストーリーが崩壊していることに気づくには時間がかかります。
失敗銘柄が、失敗銘柄だとはっきりわかった時には、株価は暴落して大けがした後です。
そうなる前、「なんだか変」と思う段階で、すばやく損切りすることが必要です。
暴落銘柄は、暴落する前に何度も「売りシグナル」が出ているものです。そこで売っていく必要があります。
みんなが熱狂する高成長期待株なのに「株価がずるずる下げ止まらない。変だな」と思った時に売っていかなければなりません。
(本稿は、『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)
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■内容構成
1.出来高編(約24分):
・株で勝つためになぜ「出来高」に注目するのか
・「損切り」が初心者と上級者の分かれ道
・チャートの形に意味はない
2. 移動平均線(24分):
・移動平均線の核心は「トレンド」
・5日、25日、13週、26週、それぞれどう使いこなす?
・ゴールデン・クロスを判断する秘訣は?
3. ボリンジャーバンド(23分):
・ボリンジャーバンドの「幅」に注目せよ
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「今まで読んだ株の指南本の中ではトップクラスです」(男性)
「解説が丁寧に記されており、直感で判断した問題もきちんと理由をつけて解けるようになりました」(女性・証券会社勤務)
「過去問でテストしているような感じでした。自分の知識が合っているのか、勉強した株の知識を憶えているのか、これらを把握するのにもいい本でした」(40代男性)
■主な内容
第1章 売買高の変化を読む
・チャートのシグナル
・売買高の変化
・三角もちあい
第2章 移動平均線を読む
・13週移動平均線と26週移動平均線
・移動平均線からのかい離率
・ゴールデンクロスとデッドクロス
第3章 ローソク足を読む
・長い下ヒゲ、長い上ヒゲ、十字足
・大陰線と大陽線
・信用倍率
第4章 チャートの節を読む
・上値抵抗線と下値抵抗線
・日柄整理
・指値注文と成行注文の上手な使い方
第5章 ボリンジャーバンドを読む
・ボラティリティの変化
・順張りと逆張り
・バンドウォーク
第6章 トレンドかボックスかを見分ける
・小型成長株
・景気敏感株
・売上高と純利益
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