コンサルティング大手マッキンゼーが今年、パートナーに昇格させる従業員は約200人と、昨年の2割減、ここ数年の半分程度になる見通しだ。複数の関係者が明らかにした。株式非公開のマッキンゼーは、経営を見直し、肥大化する管理層の抑制を図っている。マッキンゼーの全世界の従業員数は約4万5000人、パートナーは約3000人だ。2021年には、従業員数は3万人程度だった。6月のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、マッキンゼーのグローバル・マネジングパートナーのボブ・スターンフェルズ氏は、グローバルな構造を保ちながらも、会社が小さく感じられる方法を探りたい意向を示していた。また、マッキンゼーには毎年のパートナー昇格数の定員はないとし、「当社には候補者を一人ずつ検討するパートナー選考委員会がある」と話していた。