イントロマエストロとして活躍する著者が、NHK紅白歌合戦に出場した人気歌手や人気曲をピックアップし、「ヒットの理由」を解説します。今回は、2024年のNHK紅白歌合戦に出演し、そのパフォーマンスが大きな話題となったB’z。サプライズ出演で披露された「LOVE PHANTOM」の長いイントロが、圧巻のステージを彩るきっかけとなったことに関して紹介します。(イントロマエストロ 藤田太郎)
サプライズ生歌唱で
圧巻のパフォーマンスを魅せたB’z
NHK紅白歌合戦の放送6日前の12月25日に、特別企画としての出演が発表されたB’zの出場に驚いた方も多いでしょう。
1991年にリリースした8枚目のシングル「LADY NAVIGATION」から、13作連続でミリオンヒット、その後にリリースしたシングルもTOPを獲得し続け、シングル50作連続1位獲得という、前人未到の記録を更新中のB’z。
そんなB’zには“年末年始は休む”というポリシーがあり、長い間、紅白出場は叶わなかったのです。
しかし、現在NHKで放送中の連続テレビ小説『おむすび』の主題歌「イルミネーション」を担当していることも後押しし、出場が決定。本番は事前収録の「イルミネーション」をフル尺で披露し終了。
かと思いきや、「イルミネーション」の曲終わりでB’zの2人が、前にあるカメラに向かって歩きはじめ、画面が生放送中のNHKホールに切り替わり、ステージにB’zのロゴが出現。