米司法省は27日、ジャック・スミス特別検察官が指揮したドナルド・トランプ大統領に対する2件の訴追案件を巡り、捜査に関わった十数人以上の職員を解雇した。一方で、トランプ氏が指名した連邦地検の検事正代行は、2021年1月6日に発生した連邦議会議事堂襲撃事件に絡み、司法省が被告数百人を妨害罪の重罪で訴追した判断を巡り、内部調査に着手している。これらの動きはトランプ政権が計画していた司法省の刷新を加速させ、バイデン政権時代に自身を不当に標的にしたとトランプ氏が主張する人々への反撃意欲を示すものとなった。司法省高官によれば、ジェームズ・マクヘンリー司法長官代行は「大統領を訴追する上で重要な役割を果たしたこれらの職員は、大統領の方針を忠実に実行すると信頼できないと考えた」と述べ、検察官らを解雇した。
米司法省、トランプ氏訴追に関与の職員を解雇
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