◆絶対に避けるべきNG思考とは?
育休中に株式投資を本格開始し、わずか2年で資産1億円を築き上げた現役ママ投資家・ちょる子著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』。子育てや仕事と両立しながら、どうやって株で稼ぐのか? 株式投資を始めたきっかけから、大きな損失を乗り越え、億り人に到達するまでの試行錯誤、資産4億円超を築き上げた考え方や具体的な投資手法までわかりやすく解説!

「自分って天才かも…」投資初心者が陥るヤバい錯覚…育休中に1億円稼いだ個人投資家の痛烈な教訓イラスト 鳩 さんわ

初心者が陥りがちなワナとは?

私が本格的に株式投資をスタートしたのは、なんと「育児休業」の真っ最中でした。そこから2年で資産1億円、5年で2億円、そして2026年には4億円突破と、着実に資産を積み上げてきました。

2019年に育休に入った際、「株式投資で年収3000万円を超える」という目標を掲げました。しかし産後すぐで、パソコンの前にゆっくり座っている時間などありません。片腕で赤ちゃんを抱きながら、もう片方の手でスマホを操作してトレードを繰り返す日々でした。

しかし、そんな慌ただしい中で始めた投資でしたが、デイトレードで毎日10万円、20万円と利益が積み上がり、わずか2年で「億り人」の仲間入りを果たしたのです。この経験から、個人投資家の皆様にお伝えしたい「2つの重要な教訓」があります。

完璧な環境がなくても投資は始められる

1つ目は、「投資を始めるのに完璧な環境は必須ではない」ということです。

多くの人が「まとまった時間がない」「パソコンモニターに常に張り付けない」と投資を敬遠しがちです。しかし、家事や育児に追われる細切れの時間であっても、明確な目標を定めてスマホ一つで相場に向き合えば、結果を出すことは十分に可能です。

限られた時間だからこそ、迷いを捨てて集中したトレードが実践できるというメリットすらあります。

「自分は天才かも」という錯覚を警戒する

2つ目は、初心者こそ陥りやすい「相場環境(地合い)のワナ」です。

正直に告白すると、ほとんど負けなしで資産が右肩上がりだった当時、私は「自分って、投資の天才かも!」と本気で思い込んでいました。しかし、今冷静に振り返れば、それは単に全体の相場環境が良かっただけのことだったのです。

投資において、自分の実力と相場の追い風を混同してしまうことは非常に危険です。リスク管理を怠れば、相場が反転した際に必ず大きな痛手を負うことになります。

運を実力に変える「冷静な自己分析」

「あの時の利益は地合いが良かっただけ」と気づき、当時の自分を少し恥ずかしく思える冷静さがあったからこそ、私は1億円で満足せず、その後も資産を伸ばし続けることができました。

これから投資を始める方、あるいは今順調に利益が出ている方は、ぜひ「いまの利益は自分の実力か、それとも相場のおかげか」を常に問い直してみてください。自分の立ち位置を客観視し、驕ることなく相場と向き合い続ける姿勢こそが、長く相場の世界で生き残り、資産を築くための最大のノウハウとなります。

※本稿は『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。