ドナルド・トランプ米大統領が国防長官に指名したピート・ヘグセス氏の承認に向けた先週の上院公聴会を巡り、トム・ティリス上院議員(共和、ノースカロライナ州)は、重要な証言を行った人物に対し、宣誓供述書に署名すればそれは大きな重みを持ち、共和党議員に反対票を投じるよう説得できる可能性があると伝えていた。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ティリス氏は19日、ヘグセス氏の元親族であるダニエレ・ヘグセス氏と電話で話し、ダニエレ氏がヘグセス氏に関して、アルコール関連の問題を抱えており、2人目の妻に虐待的だったと主張する供述書に署名すれば大きな重みを持つと説明した。ティリス氏とダニエレ氏の会話は、2人の関係者が目撃していた。関係者らによれば、ティリス氏はダニエレ氏に対し、宣誓供述によってティリス氏だけでなく、共和党のリサ・マカウスキ上院議員(アラスカ州)とスーザン・コリンズ上院議員(メーン州)も人事案に反対票を投じる可能性があると説明していた。