イスラエルとイスラム組織ハマスは、パレスチナ自治区ガザでの停戦合意を巡る対立を解消することで一致した。13日にガザへの人道支援物資の搬入が始まったことで、ハマスは当初の計画通りイスラエル人の人質3人を解放する。仲介者らはハマスに対し、13日に支援物資を載せた車両や医療機器がガザに入ると保証した。これを受け、ハマスは延期をちらつかせていた人質3人の解放を当初の約束通り実行することに同意。エジプト当局者らは、仲介努力により停戦合意を脅かしていた「障害の克服に成功した」と述べた。現時点でイスラエル政府はコメントを出していない。仲介者らはまた、イスラエル政府の要請を受けて、生存している6人の人質解放を早めようと働きかけている。先週解放されたイスラエル人の人質らが痩せ細って衰弱した様子だったほか、一部の人質はほとんど食べ物を与えられずにトンネル内で鎖でつながれているなど、劣悪な拘束状況の詳細が明らかになりつつある。
イスラエルとハマス、停戦合意巡る対立解消 履行継続へ
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