ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は13日、ウクライナとの即時停戦には同意しない考えを明らかにした。ロシア軍は、同国西部クルスク州からウクライナ軍を排除するため急速に攻勢を強めている。プーチン氏は、現時点で戦闘を一時停止すれば、ウクライナが利することになると指摘した。ロシアは「恒久的な平和と(戦争の)根本原因の除去」につながる停戦を望んでいるとし、この戦争を「危機」と表現した。米国が仲介したウクライナ停戦案に対して、ロシア側が公式に回答するのは今回が初めて。戦争が4年目に入る中、ウクライナは今週、停戦案に合意した。米政府高官2人によると、ドナルド・トランプ大統領の特使を務めるスティーブ・ウィトコフ氏が停戦協議のためモスクワに向かう中で、プーチン氏の発言が明らかになった。