米ヘッジファンド大手シタデルのケン・グリフィン最高経営責任者(CEO)は、ドナルド・トランプ米大統領が先週発表した新たな関税を「大きな政策ミス」と呼んだ。他の国々が世界中で「米国のリーダーシップを排除する機会」として利用することに懸念を深めている。グリフィン氏は共和党の大口献金者だ。グリフィン氏は7日夜、マイアミ大学のイベントで、一連の関税は米国史上最大級の増税に相当し、対処する準備ができていない中間層や経済的に逼迫(ひっぱく)した世帯に過度な負担を強いることになると述べた。「年収5万ドル(約730万円)で何とかやりくりしている家計にとって、食料品や新しいトースター、掃除機、自動車の価格が2割、3割、4割も値上がりするというのは正しくない」と語った。
米シタデルCEO、トランプ関税は「大きな政策ミス」
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