全米の大学でここ数日、一部の留学生のビザ(査証)が通知なく取り消されており、キャンパスで混乱が生じ、学生の間にパニックが広がっている。一部の留学生は訴訟を起こしている。コロンビア大学、ハーバード大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校などは、ビザが取り消されたことや、その理由も知らされていないと述べた。大学側は、留学生のデータベースを監視することで、あるいは場合によっては入国管理局の職員が留学生を逮捕したことで、ビザが取り消された事実を知った。マルコ・ルビオ国務長官は3月、少なくとも300件のビザを取り消したことを認め、国務省は学生ビザを悪用していると判断する留学生の特定を続けるとした。米国には約110万人の学生ビザ保持者がいる。留学生はビザを失うと、即座に強制送還の対象となる。
全米大学の留学生、相次いでビザ取り消し 説明や警告なく
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