ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は28日、ウクライナでの戦闘を5月に3日間停止すると発表した。プーチン氏が長期的な紛争終結に踏み込まずに一時的な停戦を表明したのはここ2週間足らずで2度目だ。ドナルド・トランプ米統領は前日、ロシアとウクライナに対し「攻撃をやめ」、戦争終結に向けた合意を結ぶよう促していた。ロシアは米政権の推進する紛争の平和的解決に消極的な姿勢を示しており、トランプ氏はこのところ同国への批判を強めている。ロシア政府によると、第2次世界大戦終結の記念行事に合わせ、5月8日午前0時(日本時間同日午前6時)から11日午前0時まで軍事行動を停止する。プーチン氏は4月にも復活祭(イースター)に合わせて30時間の停戦を宣言していた。トランプ氏が戦闘終結に向けた進展がなければ和平交渉の仲介から手を引く構えを示した後のことだった。
ロシア、5月に3日間のウクライナ停戦 プーチン氏発表
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