第267代のローマ教皇に米国出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が選出された。教皇名は「レオ14世」を選んだ。次期教皇が8日午後、サンピエトロ大聖堂の中央バルコニーに現れると、広場に集まった数万人のカトリック教徒や観光客が大きな歓声を上げた。カトリック教会では進歩派と保守派の対立が長年続いており、レオ14世の求心力に期待がかかっている。枢機卿時代のレオ14世は、司祭の独身制や同性カップルの祝福など、教会の分断を招く問題について明確な立場を示すことはまれだった。近年は枢機卿の間で米国の世界的な影響力とバランスを取ろうとする傾向が強まっていたため、米国出身者の教皇選出はないも同然だとみられていた。
ローマ新教皇にプレボスト枢機卿 初の米国出身者
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