ニューハンプシャー州在住のダイアナ・ハフさん(62)は過去10年にわたり、米国内で製造された製品だけを選んで購入しようとしてきた。シーツ・靴下・ソファなどの品目ではうまくいった。しかし、携帯電話・眼鏡・草刈り機といった他のものについては、ほとんど不可能だった。冷蔵庫の中をのぞいて製造元のラベルを探し、小さな文字で「メード・イン・メキシコ」と記されているのを見つけたことや、ある会社が米国内施設で製造していると保証したにもかかわらず、実際には違っていたため体重計を返品したこともあるという。「不満や災難続きの大変な道のりだった」。自身の消費行動で米国の製造業労働者を支援したいと考えるハフさんは、こう語った。
100%アメリカ製にこだわる米国人たち
いつも自国製品を買おうとするが、例外も認めざるを得ない
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